香川車人ノート

バイクの選び方:乗りたいバイクの種類からどの免許を取得すればいい?

バイク免許
バイクの選び方:乗りたいバイクの種類からどの免許を取得すればいい?

目次

  1. 乗りたいバイク別|必要な免許ガイド
    1. 1. 原付バイク(50cc以下)
    2. 2. 小型二輪(125cc以下)
    3. 3. 中型バイク(126cc~400cc)
    4. 4. 大型バイク(401cc以上)
  2. 具体的なバイクと免許の組み合わせ
    1. いつかは憧れのハーレーに乗りたい!
    2. 冒険心をくすぐるアドベンチャーバイク
    3. 街乗りや短距離移動にピッタリなスクーター
  3. バイクがあるとできること
    1. 日常生活での便利さ
    2. 趣味や冒険の幅が広がる
    3. 家族や友人との新しい楽しみ
  4. まとめ

「車の免許はまだ取れないけど、バイクなら乗れるみたい!」と思ったら、ぜひ免許取得にチャレンジしてみてください。16歳から取得できるバイクの免許は、行動範囲を広げたい高校生にとって魅力的な乗り物のひとつです。

一方で、すべてのバイクが16歳から運転できるわけではありません。憧れのあのバイクに乗るには、ステップアップが必要です。今回はそれぞれのバイクの特徴と必要な免許をまとめました。用途にあわせたバイクの選び方も紹介するので、参考にしてください。

乗りたいバイク別|必要な免許ガイド

バイクは排気量によって、大きく4つの区分にわけられます。最も大きな「大型バイク」を運転するには、18歳以上であることが条件です。

一方排気量の小さな原付バイクは、通学や通勤などの普段の生活にもぴったり。手軽に乗れるバイクが好みなら、こちらがおすすめです。

まずはバイクの基本的な種類と、必要な免許について見ていきましょう。

参考:一般社団法人 日本二輪車普及安全協会

1. 原付バイク(50cc以下)

代表的なバイクホンダ スーパーカブ※
ヤマハ ジョグ
必要な免許原動機付自転車免許または普通自動車免許
おすすめポイント通勤・通学や近所の移動に便利。維持費も安い。
取得可能年齢16歳以上

※2024年、ホンダは排気量50cc以下の「原付きバイク」の生産終了を発表しています。

通学や通勤によく見かける原付バイクは、排気量50cc以下の最も身近な二輪車です。ホンダのスーパーカブやヤマハのジョグなどが代表的な車種で、原動機付自転車免許か普通自動車免許があれば運転可能です。16歳から免許を取得できるので、高校生のユーザーも多くいます。

原付バイクの最大の魅力は、手軽さです。自転車感覚で気軽に乗れることに加え、維持費が安いのもポイント。税金や保険料も安価です。また狭い道でも扱いやすく、日常の足として重宝します。

自動車教習所で原付き講習(講義1時限・技能2時限)を受けると講習受講の証明書が発行されるので、証明書を持って免許センターで試験を受けるだけで比較的容易に免許が取得できます。
あまり時間をかけずにバイクに乗りたいという人にもおすすめのタイプです。

2. 小型二輪(125cc以下)

代表的なバイクホンダ ハンターカブ、PCX125
スズキ GSX-R125
必要な免許原動機付自転車免許または普通自動車免許
おすすめポイント通勤・通学や近所の移動に便利。維持費も安い。
取得可能年齢16歳以上

原付より一回り大きな125cc以下のバイクは、街乗りに最適な排気量です。ホンダのハンターカブやPCX125、スズキのGSX-R125などが人気です。

小型二輪に乗るためには、小型限定普通二輪免許が必要です。原付と同じく16歳から取得可能ですが、技能・学習教習の両方を受ける必要があります。教習を受けない場合には、技能試験を受けましょう。

小型二輪の大きな特徴は、実用性と趣味性のバランスの良さです。通勤・通学はもちろん、休日のレジャーにも使える万能タイプ。燃費も良好で、維持費も比較的リーズナブルです。スクーターからスポーツバイク、クラシカルなデザインまでさまざまなタイプがあるのも魅力のひとつです。

3. 中型バイク(126cc~400cc)

代表的なバイクカワサキ Ninja250、Ninja400
ホンダ CB400SF、レブル250
必要な免許普通二輪免許
おすすめポイント高速道路の利用が可能で、ツーリングや趣味に最適。
取得可能年齢16歳以上

もっと本格的にバイクを楽しみたい! という人には、中型バイクがおすすめ。高速道路も走行可能な実力派です。

カワサキのNinja250やNinja400、ホンダのCB400SFなどが代表的な車種で、女性に人気の高いレブル250も中型バイクに分類されます。

運転には、普通二輪免許が必要です。取得年齢は16歳以上で、教習を受けた場合には、技能試験が免除されます。

中型バイクは、機能性と実用性の高さが魅力です。街乗りから高速道路まで、さまざまなシーンで活躍します。特にツーリングでの使い勝手が良く、休日のレジャーを楽しむのにも十分です。長距離走行にも強いので、趣味としてバイクに乗る人だけでなく、旅行や観光の足としても活躍します。

4. 大型バイク(401cc以上)

代表的なバイクハーレー・ダビッドソン、
BMW R1250GS、ヤマハ MT-09
必要な免許大型二輪免許
おすすめポイント高速道路の利用が可能で、ツーリングや趣味に最適。
取得可能年齢18歳以上

圧倒的なパワーと存在感を持つ大型バイクは、多くのライダーの憧れです。ハーレー・ダビッドソンやBMWのR1250GS、ヤマハMT-09など、個性的な車種が揃っています。

運転には、大型二輪免許が必要です。免許の取得は18歳以上で、教習所の卒業検定に合格すると、そのまま免許取得となります。なお、教習所に通わずに、ダイレクトに試験を受けることも可能です。

大型バイクの最大の特徴は、パフォーマンスの高さです。力強い加速と安定した走りは大型バイクならでは。特に長距離ツーリングでは、快適な乗り心地を支えます。

ただし車体が大きく重いので、取り回しには慣れが必要です。初めてバイクに乗る人は、まず小排気量のバイクで基礎を学び、段階的にステップアップしたほうがスムーズかもしれません。

具体的なバイクと免許の組み合わせ

自分にぴったりあうバイクを選ぶには、どうすればよいのでしょうか。

ここでは人気の高いバイクタイプごとに、必要な免許をまとめました。目標のバイクがイメージできている人は、必要な免許をチェックしてくださいね。

いつかは憧れのハーレーに乗りたい!

■必要な免許 大型二輪免許

アメリカンバイクの代表格、ハーレー・ダビッドソン。スポーツスターSは、比較的コンパクトな車体とハンドリングの良さが特徴です。またファットボーイなどの大型モデルは、圧倒的な存在感と快適な長距離走行性能を備えています。

カスタマイズ性の高さも、ハーレーの魅力です。マフラーやハンドル、シートなど、パーツ交換で自分だけの一台を作り上げることができます。

必要な免許は、大型二輪免許です。18歳以上でなければ取得できないので、ハーレーを最初の1台に選ぶ人はあまりいないかもしれません。バイク好きなら一度は乗ってみたい、憧れのバイクです。

冒険心をくすぐるアドベンチャーバイク

■必要な免許 中型または大型二輪免許

アドベンチャーバイクは、オンロードからオフロードまで、あらゆる道に対応します。旅と冒険を楽しむライダーに人気です。ホンダのアフリカツインや、ヤマハのテネレ700が該当します。

アドベンチャーバイクの特徴は、高い走破性と快適な長距離走行性能です。最新モデルは電子制御による走行モード切り替えや、トラクションコントロールなどの安全装備も充実しています。

免許は、中型または大型免許があると良いでしょう。キャンプツーリングやロングツーリングを楽しみたい人におすすめのバイクです。

街乗りや短距離移動にピッタリなスクーター

■必要免許 小型限定普通二輪免許または普通二輪免許

実用的で扱いやすいスクーターは、日常の足として人気の高い乗物です。代表的なモデルには、ホンダのPCXやヤマハのNMAXが挙げられます。排気量の少ないタイプなら、小型限定普通二輪免許で運転可能です。

スクーターは使い勝手が良く、日常の足としても活躍します。運転も比較的簡単なうえ、足元のスペースが広く、買い物や通勤にも便利です。

最新モデルは燃費性能も優れており、維持費を抑えたバイクライフを楽しめます。駐車スペースも比較的小さくて済むので、都市部での使用にもピッタリです。

バイクがあるとできること

バイクは単なる移動手段ではありません。あなたの生活をより豊かで便利にし、新しい体験や出会いをもたらしてくれます。

バイクがあると広がる可能性について、具体的に見ていきましょう。

日常生活での便利さ

日常生活において、バイクは強力なパートナーです。道幅の狭い都市部でも、小回りの利くバイクなら通行可能です。目的地のすぐ近くまで行けるのもポイント。できるだけ歩きたくないときにも便利です。

買い物や重い荷物を運ぶときにも、バイクが役に立ちます。スーパーマーケットの混雑した駐車場でも、バイク専用スペースは比較的空いているのも嬉しいですよね。スクーターなら収納スペースも十分で、日用品の買い出しにも対応できます。

特に都市部では、バイクは時間とストレスを大きく削減する強い味方となります。

趣味や冒険の幅が広がる

バイクがあれば、休日の過ごし方も選択肢が広がります。気軽に行けなかった場所への小旅行や、仲間とのツーリングが可能になるからです。

山や海へでかけるときも、アドベンチャーバイクなら安心。キャンプやフィッシングなどのアウトドア活動との相性もバッチリです。

またロングツーリングでは、車では味わえない開放感と自由を感じられます。風を切って走る爽快感や、季節の移ろいを肌で感じられる体験は、バイクならではの醍醐味です。目的地までの道のりそのものが楽しみとなって、普段見過ごしていた地域の魅力を再発見できるかもしれません。

家族や友人との新しい楽しみ

バイクを通じた趣味の場が広がると、新しい交流の機会が生まれます。ツーリング仲間との週末の小旅行や、バイクイベントでの出会いは、生活に新しい刺激をもたらしてくれるかも。同じ趣味を持つ仲間との交流は、年齢や職業を超えた絆を築くきっかけとなります。

さらに家族とのレジャーの選択肢も広がります。パートナーと一緒にツーリングを楽しんだり、親子でバイク談義したりするのも素敵ですよね。趣味を通して、共通の話題と思い出を増やしましょう。

まとめ

バイクは、乗る人の行動範囲と生活の可能性を大きく広げてくれます。目標とするバイクから逆算して必要な免許を決め、段階的にステップアップしていけば、それ自体が趣味のひとつになりそうです。


普通二輪に乗っている方が大型二輪にチャレンジしたり、年齢の制限をクリアして原付から普通二輪・大型二輪に乗り換えたりと、ステップアップを通じてバイクへの愛着も深まります。
また、普段車に乗っている人が、気軽に使える原付きや小型二輪の免許を取得するケースもあるでしょう。

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憧れのバイクライフを目指して、ぜひ、免許取得にチャレンジしてみてくださいね。