自動車免許取得費用の内訳|高校生や大学生が知っておくべきポイント

目次
自動車の免許を取得しようと考えたとき、気になるのは費用ですよね。
一般的に、普通自動車免許の取得には20~30万円程度かかると言われます。ただし、これは基本料金の目安。費用総額は免許取得までの時間や教習の種類によって大きく変わるうえ、補習や再試験で追加料金が必要になることも珍しくありません。
反対にキャンペーンを活用したり、時間をうまくやりくりしたりできれば、お得に免許を取得できるかも!
今回は普通免許取得費用の内訳をご紹介します。
自動車免許の取得にかかる基本費用とは?総額の目安をチェック
免許を取得する際は、申込のときに入学金や教材費などの基本費用を支払うのが一般的です。さらに教習の状況によっては追加料金や別途料金がかかる場合があります。
まずは、普通自動車の免許取得に必要な各費用の目安を見ていきましょう。
普通自動車の免許取得は20万から30万円が必要
自動車免許の取得費用は、地域や教習所によって大きく異なります。一般的な教習所での普通自動車免許の取得に必要な費用の総額は、MT車で約30万円です。一方AT限定の場合は、多くの場合20万円台に収まります。これはMT車のほうが、技能教習の時間数が多く設定されているためです。
例えば坂出自動車学校で普通自動車免許を取得する場合に必要な料金は、こちらでご確認ください。
なおコースごとに、取得にかかる時間(最短)が異なります。たとえば坂出自動車学校では、「スケジュール40」は最短40日で免許を取得するコースです。期間に余裕があるコースほど、費用は安くなります。
このように教習所ごとに設けられたコースや取得までの日数によっても、基本的な料金が違うのです。教習所を比較する際には、免許取得までのスケジュールもあわせて確認しましょう。
免許取得に必要な費用の内訳
免許の取得には、教習費のほかにも様々な費用が必要です。費用の主な内訳は、以下のとおりです。
- 入学金
- 学科教材代金
- 技能教習料(規定時限分)
- 学科教習料(規定時限分)
- 適性検査代金
- 高速代金
- 修了検定料(1回分)
- 卒業検定料(1回分)
- 効果測定料金
これらの料金は「教習料金 」としてまとめられています。また以下の場合には、追加料金が必要となります。
- 夜間料金の技能教習
- 技能教習の補習
- 仮免許や修了検定の再試験
- 当日キャンセル料 など
免許取得の費用を確認するときには、これらの料金も併せてチェックしてくださいね。
お得に免許を取得するポイントは?
お得に免許を取りたいという人は、教習所のキャンペーン情報をチェックするのがオススメです。
教習所は、4月中旬~6月下旬や9月中旬~11月下旬頃が閑散期といわれます。学生の申し込みは、3月や夏休みの期間に集中しやすいからです。閑散期は教習所の生徒数に余裕ができるので、お得なキャンペーンや特典が設置されやすくなります。
坂出自動車学校のキャンペーンは、こちらでご確認ください。
キャンペーンをチェックして、お得に免許を取得しましょう。
教習所の時間と流れ|学科と実技の違いとは
自動車教習所での授業は、学科教習と技能教習(実技)に分かれています。それぞれ第一段階の教習が済んだ後、仮免許試験に合格すれば、第二段階へ進めます。
普通自動車免許を取得するまでの大まかな流れは、以下のとおりです。
- 適性検査
- 学科教習1
- 学科教習第一段階(2~10)および技能教習第一段階
- 仮運転免許試験(学科・技能)
- 学科教習第二段階(11~26)および技能教習第二段階
- 卒業検定(路上技能)
- 学科試験
- 運転免許取得
参考:全日本指定自動車教習所協会連合会「運転免許取得の手順」
免許取得までに必要な教習時間は、免許の種類や、すでに保有している免許の有無で異なります。
ここでは初めて免許を取る人が、普通免許(AT車)を取得する際に必要な各教習時間と費用を見ていきましょう。
学科教習にかかる時間
学科教習は交通ルールや法規について学ぶ座学形式の授業で、26時間以上の受講が必要です。
参考:全日本指定自動車教習所協会連合会「運転免許取得の手順」
技能教習の詳細
技能教習は実際に車を運転して学ぶ実践的な授業です。ATの普通車の場合、最低31時間以上の教習が必要です。
補習教習の費用に注意!
基準時間内に合格基準に達しない場合は、追加の教習が必要となります。技能教習の追加料金は、1時限あたり4,000円程度です。
技能教習では、1回の教習の中で、設定された目標を達成できなければ補習となります。数回程度の補習を受けるのはよくあることですので、あらかじめ、補習分の予算を組み込んで計算しておくと良いでしょう。
試験費用|仮免試験と本免許試験の違いを理解しよう
自動車の免許を取得するには「仮免許試験」と「本免許試験」の2つに合格しなくてはいけません。仮免許試験は公道を走る際に必要な仮免許の交付に関わる試験、本免許試験は最終的な免許取得に必要な試験です。
いずれも、合格するまで試験を受ける必要があります。再試験には追加費用も必要となりますので、注意しましょう。
仮免許試験と本免許試験の費用を、それぞれ詳しくまとめました。
仮免許試験の費用
仮免許試験は、技能教習の途中で受験する試験です。この試験に合格しないと公道を走ることができず、実技教習の第二段階へ進めません。
仮免許試験の受験料は、以下のとおりです。
(普通自動車、準中型自動車、大型自動車の場合)
仮免許試験の費用(県証紙代)
2,850円(非課税) |
内訳
仮免学科試験費用 | 1,700円 |
仮免許証交付手数料 | 1,150円 |
なお、教習所に通わずに直接免許試験場で仮免許の試験を受ける場合、費用は5,500円(受験料2,900円、試験車使用料1,450円、仮免許証交付料1,150円)です。(2024年度時点)
参考:警視庁「普通仮免許」
本免許試験の費用
本免許試験は、すべての教習課程を終えた後に受験する最終試験です。学科試験と実技試験がありますが、教習所を卒業していれば、実技試験は免除となります。
本免許試験の受験料は、以下のとおりです。(2024年度時点)
本免許の費用
3,800円 |
内訳
受験料 | 1,700円 |
免許証交付料 | 2,050円 |
参考:警視庁「普通免許試験(指定教習所を卒業又は検査合格証明書をお持ちの方)」
なお、教習所に通わずに直接免許試験場で仮免許の試験を受ける場合、費用は5,400円(受験料2,550円、試験車使用料800円、免許証交付料2,050円)です。
再受験が必要になった場合の費用
仮免許も本免許試験も、不合格となった場合に再度試験を受ける場合には、追加の費用がかかります。
仮免許試験の再試験では毎回1,700円、本免許試験の再受験では2,050円の受験料(2024年度時点)が必要です。さらに、補習や追加練習を希望する場合は、別途教習料金がかかることもあります。
また、技能教習の途中で仮免許試験に不合格となると、その後の教習スケジュールにも影響が出るかもしれません。教習期限の延長手続きが必要になることもありますので、各試験を受ける際には、万全の準備をして臨みましょう。
まとめ
自動車免許の取得には、一般的に20万円から30万円程度の費用がかかります。この費用は、教習所の授業料を中心に、試験費用や各種手数料など、様々な要素で構成されています。
これに入学費用や手数料、各試験費用などが加算されます。
自動車免許の教習では、思わぬ出費もつきものです。突然の予定変更による当日キャンセルや再試験、補習教習には、別途費用がかかります。最初の見積もりの時点で、余裕をもって予算を組んでおくのがオススメです。わからないことは、窓口やサイトの問い合わせフォームで質問してくださいね。
プランやサポートの内容は、教習所によっても異なります。費用の内容をしっかり理解し、必要な予算を準備しておけば、最後まで安心して教習を受けることが可能です。
予算やスケジュールを確認し、計画的に準備を進めていきましょう。